バレンタイン〜御堂×克哉〜



今日はバレンタインか…

女子社員が義理チョコと思われるいかにも高級なチョコをくれたのでカレンダーをみると2月13日を指していた。
今年は14日は土曜日な為一足早いのだろう
携帯を取り出し克哉にメールを入れる。克哉の方も私からのメールを待っていたかのようにすぐに返事が返ってきた。
就業時間になり、急いで、克哉を迎えに行く。
「御堂さん、お待たせしました」
笑顔で答える克哉をみるだけで、今日の疲れがとれるようだ…
「どうしたんですか…御堂さん?」
とのぞき込まれて気が付く。
「御堂さんはたくさんチョコもらったんですね」
とちょっとねたましく言う克哉が可愛らしい。
「行くか」車を出し、自宅へ。
部屋にはいり、克哉はバックの中に手を入れ何かを出した。
「御堂さん…これ俺からのバレンタインです」
と薄っぺらい封筒のようなもののを差し出した。どう考えてもチョコでは無かった。
「御堂さん、あけてみてください」
とニコニコしながら克哉は言う。
「わかった…」
と開けてみる
「何でも券?」
御堂は不思議そうな顔で克也に問う
「御堂さんは、チョコたくさんもらうと思いますし…」
と照れながら言う克哉に御堂は
「克哉からのチョコなら、いくらでも食べられるがな…」
「何でも券…叶うなら一分一秒克哉からはなれたくない…でも、その願いは叶わんだろ…なら、この休みの2日間を私にくれないか?
克哉のこと…思う存分に味わいたい」
真剣な表情でいう御堂に、目をそらせず、自分の顔が赤く熱くなるのを感じ
「はい…」
返事した。
御堂は、動き出し、克哉を寝室へ案内した。「先ずは、服を脱いで貰おうか…」
この状況はいつものことだが、改めてだと恥ずかしい
脱ぎ終わると今度は
「ベッドで足を開いてくれ」
やっぱりこの状況は恥ずかしい…
「それでは、克哉をいただくか」
と御堂は克哉を舐め始めた
「どこも、チョコよりも甘く、美味だと克哉…」

そして、2日間ほとんどベッドの上で御堂さんに抱かれて過ごした
「克哉…今度は1ヶ月後、お返しを楽しみにまっていてくれ…確か三倍返しだったな…」
と御堂は笑いながら言った。
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