正月 克哉×御堂
年末年始で都内も空いている。
実家に帰ることなく、特に、何もする事なく過ごしている。
俺は、人ごみが嫌いなのでこれ位がちょうどいい。
しかし、数日もこんなことをしているとさすがに、飽きてくる。
適当に飲みに行くか…
携帯を取り出し、適当な奴にかける。
「御堂…今からうちにこい。」
御堂は電話越しにも関わらずあわてているのがわかる。
「お前はいつも唐突だな…わかった…今から支度をしていく…」
そして数10分後
「ピンポーン」
「やっと来たな。今から飲みに行くぞ」
「はあ?お前はそんなのの為に私を読んだのか?」
言い終わるか終わらないかで、克哉は御堂の口を口で塞ぐ。
「ん……」
「飲みに行くなんていうのは…口実に過ぎないことぐらいお前ならわかっていると思うが…それ以上俺に言わせるつもりか?」
「…。」
「わかっているようなら、行くぞ。」本当ならば、そのまま部屋にあげて、してしまいたいが、飲みに行くと言ってしまった手前、近くの店まで行く。
適当に注文し、ワインをグラスに次ぐ。
「さあ、どうぞ。御堂さん」
「お前、まさか何か入ってないだろうな。」
克哉は笑って
「人聞きの悪い。じゃあ俺のグラスと交換しますか?」
と自分のグラスを差し出すも
「いや、いい。」
と自分のグラスを手に取る。
ワインと料理を楽しみほろ酔いになったところで店から外に出た。
「じゃあ、またな御堂」
そのまま帰宅させようとした。
「待ってくれ、佐伯。…まだ…」
「まだ…なんだ?いってみろ」
克哉は笑っていう。
「わかっているだろうその位。」
「いいや、わからないな。でも、お前のその顔がみられただけで十分楽しめた。さあ、行くぞ。」
克哉は御堂の手を引っ張り、自宅まで連れて行った。
「うわっ。なにするんだ。」
いきなり玄関での克哉からのキス
その後片手でなれた手つきで、御堂の服を脱がせていく
「まさか、こんなところでやるのか?」
そんな言葉克哉は全く聞いてない様子で、御堂の中に。
「そんなに…急に…動か…すな。」
「御堂さん、後でまたベッドでじっくり抱いてあげますよ。」
と一言。
何度も飢えた獣に激しく抱いた。
御堂は、あまりの激しさに意識を手放した。隣で御堂の寝顔を見ながら、「やはり、正月休みなんて作るんじゃなかったな…。」
とつぶやいた。
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