克哉誕生日SS

克哉×克哉

仕事は29日で終わり実家に帰っても、何もやることが無いから、とりあえず31日まで東京で過ごしてみたが…
「はあ…」
ため息ばかり出てくる。
去年は、もう一人の俺が、急に現れて…
「ピンポーン」
「ん?」
また、去年と同じようにまさか…俺?

「早くいれろよ。寒いだろう?」
やはり、眼鏡の俺が立っていた。
「なんで、今年もくるんだよ?」
「なんで?愚問だな。お前が呼んだからに決まっているだろ?まあ、気が付かないなら仕方ない。だが、俺たちはほどけない鎖で繋がっていて、お前が心の声で呼んだから、今いるんだ。」
なんのことだかわからず黙っていた。
「なら、腕をみてみろ。ちゃんと繋がっているだろ」
みると鎖で繋がれている。
「なんで?こんなので繋がってるの…」
「俺たちは同一人物だろ?だから強い鎖で繋がれていても不思議では無いだろう?」
なんだかよくわからないが、鎖で繋がれているのは事実だ。
「さて、説明もこの位にして…俺を呼んだということは…俺に抱いて欲しいんだろ?」
鎖に繋がれているのに、どうやって…、
「心配ない。お前の姿をよく見てみろ」
さっきまできていたはずの服がきておらず、裸だった。
「これは…どういうこと?」
眼鏡は、にこりと笑った。
「そんなことはどうでもいいだろ?今日はせっかくの誕生日なんだからな、お前の望みを叶えてやる…」
眼鏡の俺は、俺の望みなどお構いなしに乳首を触っている。
気持ちよくて俺の頬は赤く染まっていく。「お前は、男なのにこんなので感じるのか…本当に天性の淫乱だな…。」
そして急に手を離す。
「ほら、どうしてほしい?」
「そんなこと、言わなくたってわかるだろ?俺なんだから…」
眼鏡はくすっと笑い、「いいや、わからないな。お前の感じる場所位ならわかるが…」
眼鏡の俺はどうしても、俺におねだりして欲しいらしい…いつものようにこれ以上じらされるよりは…「それだけわかれば、早くして。めちゃくちゃに…」
「忘れられない位、極上の快楽をお前に…」今までよりも激しい…。どうにかなってしまいそうだ…。俺が気を失う瞬間俺の耳元で眼鏡の俺が何か囁いた。
「愛…し…て…」
しかし、目覚めた後は眼鏡の俺の姿はなく、何を言ったかさえ覚えていなかった…。

眼鏡×御堂

 

 

新しい会社を設立し、あまりにも忙しく、年末休み返上で働いている。
カレンダーをみると、今日は12月30日だった。
「明日は佐伯の誕生日か…」
と御堂は心で思い、退社しようとする佐伯に声をかける。
「佐伯、明日予定はあるか?」と周りに聞こえないように言う、克哉はニヤリと笑って、
「御堂さん、誘ってるんですか?わかりました。明日は御堂さんのために予定はあけておきます。」と言って、今日のところは、退社した。
次の日、御堂はプレゼントを購入し、克哉の家に向かった。
「御堂さん待ってましたよ。」と、御堂がなにやら、手荷物を持っていたので、抱きだい気持ちを抑え、部屋の中に案内する。そこには、多少なりの料理が出ていた。「私からのプレゼントなんだが…」と御堂は手に持っていたプレゼントを渡す。克哉はその場であけ、「これはいいワインですね。御堂さん。せっかくだから一緒に飲みましょう。」
と笑顔で答え、コルクを抜く。ワインを一本あけ、ほろ酔いになった頃、
「今日は俺の誕生日なので、俺の願いを聞いてくれますか?」ベッドへ案内する
「俺の好きに抱いていいですか?」御堂は縦に首を振ると一枚ずつ御堂の服を脱がせる。全裸にした後口づけし、その後で、手とペニスの縛る。
「うわぁ、佐伯ぃ、一体何をする気だ。」
御堂は不安になり思わず声を上げる。
「御堂さんだけが先に気持ち良くてもつまらないですからね…」
御堂を時間をかけて抱き、
「そろそろ、一緒に…。」御堂を縛っていた部分をほどいた。御堂はこれまでにない位の快楽を感じた。
「佐伯、これで…満足したか…」と克哉に問うと「俺は、こんなんじゃ満足出来ない。朝まで付き合ってもらうからな…」「ああ」今度は、御堂から克哉に口づけた。
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