ハウスキーパー克哉


「なあ、克哉。お願いがあるんだが…」
御堂さんの家で、御堂さんが俺に困った顔で、頼み込んだ。
「一週間でいい私のハウスキーパーをやってくれないか。」
突然の発言に、なんて返していいかわからなかった。
「でも俺…仕事があるし…」
御堂はそうかえってくると予想していたようで
「会社なら大丈夫だ。明日から君は一週間休みを入れていてもう受理されている」
俺に断る権利はないのか…なら、
「わかりました。俺は何をすればいいんですか?」
そして説明を受けた。
「折角きたんだ。今日は泊まって行きなさい」
と御堂さんの家に泊まり明日から、ハウスキーパーとして働く事になった。
色々考えているうちに朝を迎え、前御堂さんと食べたオムレツを真似して作ろうと張り切ったのだが、
「すいません、失敗しちゃって…」
見た目は悪くないが、ふわりとは出来なかった。
でも、御堂さんは笑って
「美味しい」
と全部食べてくれた。それから洗濯掃除買い物と主婦のようなことを一通りやり、夕食を作り御堂の帰りを待つ。
そんな生活を続けてとうとう最終日になった。
「御堂さん、今日で終わりですね」
「ああ、そうだな。」
御堂さんはなんだか寂しそうだ。
御堂さんは高そうなワインを出してきて俺にも飲ませてくれた。
「なんだか眠くなってきたん…」
と御堂がワインに仕込んだ睡眠薬のせいで克哉は寝てしまった。
克哉が目を覚ますと、腕は背中の後ろで縛られ、何やらメイド服のようなものをきているのが鏡でわかる。
「なにしたんですか、御堂さん」
そう克哉がいうと御堂は笑って
「克哉が一週間私のハウスキーパーをして貰って私の元におきたいという欲望が強くなった。君が私のハウスキーパーいやメイドをしてくれるなら、それらを外してやろう」
御堂は真剣な顔でいう。
「そんなこと出来るわけない」
と克哉がいうと、御堂は、克哉のペニスをぎゅっと握り締め、熱いものを押し込んできた。
「御堂さん、いかせて下さい」
と必死でお願いするも、御堂は
「では、メイドをやるんだな?」
このままでは解放されないのでは…
「なります。御堂さんのメイドに…」
と言った瞬間御堂の手が離れそのあと何度か抱かれ気づいたら意識を手放していた。
目を覚ますと、朝で御堂さんが新聞を読んでいた。
「御堂さん、おはようございます」
と声をかけると笑顔で返してくれた。
「克哉、今日から私のメイドだから…これを着ろ」
と手渡されたのは、メイド服だった。
「これ、女ものですよ?」
と不思議そうに克哉が聞くと
「ああ、そうだが。一週間ハウスキーパーをやって貰って、君を前以上に外に出したくない。閉じ込めておきたい。と思うようになった。」
おかしいと思ったが、この御堂さんのフレグランスの香りと心地よい拘束感に、俺は酔っていたいと思った。
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