御堂さんお誕生日ss

御堂×克哉


昨日御堂さんに
「克哉、日付がかわって私の誕生日になったら、私のために1日克哉の時間をくれないか」

と真剣な表情でお願いされた。
俺はいつだって御堂さんのものなのに…

いつも通り同じベッドの中で過ごし時計の針が12時を指そうとした時御堂はなにやら起き出し、見慣れない箱を取りだし、

「克哉、今日1日これを着てくれ」

と箱を俺の前に出した。
あけてみると中から出てきたのがメイド服…
「御堂さん、これ?」
俺は、首を傾げながら御堂さんに問う。

「今日1日、私に奉仕してもらいたい。もちろんその服を脱いだりしてはダメだぞ」

「でも…会社が…」

克哉の頬に手を添えながら
「有給届けを出しておいた。勿論私の分も。」
御堂さんの真剣な表情に、克哉は何も言えず、メイド服を手にとり、震える手で1枚1枚着ていく
女性ものの洋服を着るのは、御堂に裸をみられるよりも恥ずかしかった。

「これ…で…いい…です…か?」

スカートなので下に違和感を感じる。
御堂は、克哉の格好を頭の先から爪先まで余すところなくみる。
みられている克哉はもうどうしていいかわからない…
でも、みられているのことが快感へとかわりはじめ体がさらに火照る。疼く。

「御堂さん、みているだけでなく触って…」
克哉は…もうこの疼きを鎮めることができない。

「今日は、私の誕生日なんだから、克哉のお願いは聞けないな。そのままの格好で、私に奉仕してくれなきゃ。」

御堂は、疼いている体をなかなか抱いてくれない。

そればかりか、バスルームでは全裸の御堂さんを前にして、背中しか洗わせて貰えないし、食事も克哉の口から口へと運ぶことはあっても、その行為のみで食事の後にキスすることはなかった。御堂さんの誕生日だからとメイドの格好で色んなことをしてきて…もうすでに、御堂の誕生日もあと2時間で終わってしまう

触れる距離にいるのに、なかなか抱いてくれない…
御堂さんのことが好きすぎて自分がおかしくなりそうだ…

「御堂さん…俺もう…我慢…出来ません。御堂さんの誕生日なのに、お願い全部聞くって決めたのに…もう我慢できない…今すぐ…抱いて下さい…」

御堂の手が克哉の体に伸び、口に優しくそして激しいキス…

そして克哉を抱きしめベッドへと連れていく
丸1日お預けを食らった体が御堂さんで満たされていく

「お預け食らっていたのは克哉だけじゃないからな」

克哉は日付がかわる寸前にもう一度御堂に
「誕生日おめでとうございます」
とキスをした
 

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