「もっと私だけを感じるんだ」
「もうこれ以上奥にいれないでください」
御堂さんに何度か抱かれ気づくと朝を迎えていた。
昨日の御堂さんは明らかに何かおかしい。
「体大丈夫か?」
と心配する御堂さんに俺は
「大丈夫です…」
と笑顔で答えた。
しかし、今日の御堂さんはいつもと変わらない様子だった。
俺の考え過ぎか?
御堂さんの家から直接会社に向かい、家に帰ると眼鏡の俺がいた。
「昨日はなぜ帰らなかったんだ?」
「お前には関係ないだろ?うわっ。」
いきなり眼鏡の俺に押し倒され、
自分のネクタイで俺の手首を縛った。
「何するんだよ!」
「昨日帰らなかった、お前に罰を与えているんだ」
そのあと眼鏡に散々犯され、気づくとまた朝を迎えていた。
携帯を取り出すと、御堂さんからのメールが
「今日、ホテルに5時」
接待を受けていた時のようなメールだった。
不審に思ったが了解のメールを返した。
幸いにも明日は休みだ。
仕事も終わり、ホテルの部屋に行くと御堂さんと眼鏡の俺がいた。
「克哉、私が眼鏡の佐伯より劣っているのか」
「俺はお前、お前は俺だから、わかるよな」
何を言っているかさっぱりわからない。
「こういう事は、もう一人の俺の体に聞いてみるのが一番早いですよ」
「それもそうだな」
そういい、二人は俺の洋服を素早く脱がし、
俺の体を触り始めた。
「ちょっとまてよ」
といっても二人は聞く耳を持たず俺の体のいろんなところを同時に気持ちよくしていく。
すぐに理性も飛んでしまい快楽に身を委ねていた。
気づくとまた朝を迎えていた。
「おはようございます」
御堂さんは椅子に座って新聞を読んでいた。
「あ、おはよう…」
ちらっと顔を出した時に、首筋にキスマークが見えた。
「これはなんでもない」
と御堂さんは隠した。
「俺と御堂さんの愛の証なんですから、もう一人の俺にも見せてあげて下さいよ」
「佐伯、貴様!」
「じゃあ、また御堂さん今度は2人っきりで楽しみましょう」
といい眼鏡は去っていった。
俺が気を失った後眼鏡は御堂さんを犯した?
考えたくはない…

「克哉、怒らないで聞いてくれ、昨日の事は話せないが、
これだけは信じてほしい。
君がどこにいても、君を守る。愛している」
と御堂さんは俺を抱きしめた。
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